作成日:2018年03月03日(土)14:52 | 参照数: 76 コメント数: 0

TX高架下等の活用について!

< H27年9月の一般質問 >

 「暗い」「騒がしい」というイメージがある鉄道高架下に個性的な店舗を誘致する取り組みが全国各地で行われており、駅と駅の間にあることから「駅カン」と言い「駅ビル」や「駅ナカ」に次ぐ駅関連施設として注目されている。TX高架下は首都圏新都市鉄道㈱の所有地であり、同社によれば収益増に関する内容であれば協議は可能であるということなので、流山おおたかの森駅と流山セントラルパーク駅の駅カンにおいて流山市の新たな魅力や特色のある場として活用することが有効であると考えられると質問したところ、TX高架下は魅力ある有益な空間と認識しているが、市では区画整理が優先される。TX高架下の利用は、原則、首都圏新都市鉄道㈱が行うが、市は今後も同社と情報交換を行っていくという答弁でした。

< H29年9月の一般質問 >
A 「TX高架下について」

①約2年前の一般質問後の進捗と駅ナカの状況について

 流山おおたかの森駅高架下の約160mの区間で、H30年秋の開業を目指し飲食店や物販店による商業施設計画を進めていると報告があり、また、流山セントラルパーク駅高架下に置いても商業施設の検討をしていることを確認しました。

流山市のTX高架下の状況

②TX高架下は第1種住居地域であり、遊技・風俗施設以外は設置可能であることを踏まえ「鉄道高架下を都心から一番近い森のまちを感じさせる壁面緑化等を多く取り入れた、溢れるような緑の歩行空間や公園や各種施設を整備し、夜には切り絵行灯のようなデザインや色を付けた明かりで、帰宅者を飲食店や物販店に誘導できないか」と考えるがどうか
TX高架を支える橋脚は、概ね10mピッチで設置されており活用には制限がある。区画整理完了後まちの成熟とともに収益性が見込まれるようになった時期に、首都圏新都市鉄道㈱にて検討されていくと考えていると答弁がありました。  橋脚については狭いところでも1mぐらいの幅が両側にあるので、店舗等を配置する場合には片側に配置させるなど検討の余地があると思う。まちの成熟後とのことですが、先に「構想」を打ち立てると、賛同する方が定住し、

 地域に愛着を持つ人や駅カンを支える方が多くなることや統一したデザインでブランド化を目指せると考え「区画整理が終了するのを待つのではなく、早目に「構想」に着手するということ」を要望しました。

流山市のTX高架下の状況

B 「自治体としての取組について」

①武蔵野市は高架下利用調査検討委員会の設置やアンケート調査、杉並区は鉄道高架下等研究会を設置し基本的な考え方を整理し、中間まとめを行っているがどうか
 両自治体の取組は、現状把握や課題を整理したものであり、流山市では土地区画整理事業を優先して進めていくと答弁がありました。
②杉並区の中間まとめに「地域における課題と活用アイデアの共有」という項目があり、高架下は採光の問題、柱、梁の存在から建築制限が多く、活用に当たっての課題も多いが、他地区の事例を勘案すれば、建築デザイン上の工夫の余地があるとわかってきた。今後は、高架下のあり方を考えるワークショップや建築家など地域住民や専門家を巻き込んで活用の可能性を考える機会を設けていくことが必要とあるがどうか
 先進事例やアイデアを共有して、地域の課題や解決を図っていくのは有効であると考えると答弁がありました。
③杉並区の中間まとめに「地域と高架下の関係の再構築」という項目があり、今まで高架下は余り日の目を見なかった。地域間競争が加速する中で、今後も住みやすい、住んでみたい地域であり続けるためには、沿線の更なる魅力向上が必要。そして、鉄道関連施設は沿線の魅力を代弁するシンボリック的な存在ということで、今後定住人口の増加や鉄道利用者を確保することは、鉄道事業者の目指す方向とも合致するとあるがどうか
 杉並区の人口は流山市の約3倍で、成熟した都市になっている。流山市もそのような場合には、この取り組みは必要と考えていると答弁がありました。
 私としては、流山市にも高架下があるので、高架下を沿線の魅力を代弁するシンボリック的な存在として活用することは都市間競争に有効と説明しました。
④杉並区の中間まとめに「区・地域と鉄道事業者との協議の場の設定」という項目があり、将来的に協議を調整するプロセスを定め、マスタープランを作成することは大切。区・地域と事業者との間で協議の窓口を定めて、意思疎通を図る場を設け、情報や課題認識を共有していくことが必要とあるがどうか
 沿道や地域の方の理解を得ることが不可欠であり、意見交換や協議の場は必要と考えるとのことでした。
 この2自治体の取組は鉄道会社だけが高架下の活用を進めるのではなく、自治体も取組んでいる好事例であると考え「TX高架下等の活用については、流山市としても、現状分析や検討委員会の立ち上げ、ニーズ調査や構想などを検討すること」を要望しました。

武蔵境駅-東小金駅①

武蔵境駅-東小金駅②

武蔵境駅-東小金駅③

武蔵境駅-東小金駅④

武蔵境駅-東小金駅⑤

学芸大学-祐天寺駅

中目黒駅-祐天寺駅

下北沢駅

東北沢駅-和泉多摩川駅

C 「鉄道高架下での子育て関連施設について」

①八潮市のやしお子育てほっとステーションの取組みと松戸市内全23駅の駅前、駅ナカに小規模保育施設の取組みをどのように捉えているか
 TX八潮駅の高架下を活用した子育て支援事業を実施している。TX高架下の賃貸借契約は、事業者が賃借料等を首都圏新都市鉄道㈱に支払い、市が委託料を事業者に支払っている。事業の内容については、①ホームスタート事業、②子育てひろば、③子育てコーディネーター利用者支援事業、④ファミリーサポートセンター事業の事務所などの子育て支援の複合施設で切れ目のない子育て支援を実施できる施設であること。
 松戸市は、待機児童対策として0~2歳を対象とした小規模保育施設を市内にある全23駅の駅近、駅ナカに整備していることを確認しました。

八潮駅

②流山市では、鉄道高架下を活用して子育て関連施設を設置することについてどのように考えるか
 鉄道会社の収益となることがポイントであり、過去に流山おおたかの森駅付近の高架下に保育所の整備を計画したが、収益で実現には至らなかった経緯がある。鉄道高架下を活用して子育て関連施設を設置する需要が生まれた場合については、事業者と協力して首都圏新都市鉄道㈱に働きかけをしていきたいと答弁がありました。
 私としては単独施設ではなく、今後の構想の中で小児医療や障害者施設などとも連携して協議することも有効と考えましたので「流山市でも今後、他の自治体の動向などを注視し研究すること」を要望しました。
 私はTX高架下等の活用を促進させることのメリットについては、しっかりした構想のもとに、統一的なコンセプトやデザインで取組めば流山市のブランド力を向上させることができる。流山おおたかの森駅周辺の住民の方や新体育館利用者などが高架下を楽しく歩けるように整備すると、より多くの老若男女の方の健康増進が図れる。サテライトオフィスを誘致すると、流山市から新しい生活スタイルを発信させることもできる。地域住民の方のニーズによっては、子育てや高齢者や障害者施設等も配置できる。(仮称)三郷流山橋の開通後を見据えて、流山市の魅力ある新スポットとして、交流人口の増加を図ることができると思います。
 流山市に住んでよかったと言える魅力空間を築くための一手段としての高架下等の活用の進め方としては、流山おおたかの森駅や流山セントラルパーク駅周辺の①駅ナカの整備、②駅カンの整備、③流山おおたかの森駅と柏の葉キャンパス駅カンの整備に取組めたらと考えます。今後、多くの方のお話も伺いながら、TXの駅カン等の活用について、調査・研究して参ります。
 H29年10月10日(火)、首都圏新都市鉄道㈱と東神開発㈱の共同で、H30年秋流山おおたかの森駅高架下に約3,440㎡の新規商業施設開発事業を行うと発表がありました。